富山県連が役員研修会を開催
富山県納税貯蓄組合総連合会(深美修一会長)は12月10日、高岡市ふれあい福祉センターで役員研修会を開催した。
この研修会は、富山県下4地区連が輪番制で開催しているもので、今年は、高岡地区連が主幹となり、高岡税務署長 大谷武夫氏による「税のよもやま話」、同署 管理運営第一部門 統括国税徴収官 水上信人氏による「国税・地方税の納付方法について」と同署 資産課税部門 上席国税調査官 本元智永之氏による「相続・贈与税について」の講演であった=写真。
税のよもやま話では、大谷署長が勤務経験の長い国税徴収事務の実態について、国税庁のビデオ「見逃さない、悪質な税金の滞納」を見ながら講演があった。
納付方法については、納税貯蓄組合員に知っていて欲しい国税の納付手続、振替納税、金融機関窓口納付の他、インターネットバンキング、クレジットカード納付、コンビニ納付(QRコード、バーコード)、ダイレクト納付の7つの方法の説明があり、今後はダイレクト納付の利用を高めたいとのことであった。
相続・贈与税については、配偶者への贈与と配偶者控除、配偶者からの相続と税額軽減(配偶者控除)、相続時精算課税、住宅取得資金の非課税等、教育資金の一括贈与、結婚子育て資金の一括贈与等について、パンフレットを利用しながら適用誤りのないよう丁寧な説明があった。
この研修会には、富山県下から総勢25名が参加し、熱心に聴講し有意義な時間を過ごした。
研修会は新型コロナウイルスの拡大を防ぐため、会場は広い場所を確保し、一人一つの机として密を避け、マスクの着用、参加者全員の体温測定、手指の消毒を実施するなど対策を講じて開催した。