税の作文の副賞として「本のしおり」を中学生に配布
東京・雪谷納連
東京都大田区の雪谷納税貯蓄組合連合会(近藤忠夫会長)はこのほど、税の作文の副賞として、管内の中学3年生全員に革で作製した「本のしおり」=写真=を配布、関係者から大いに注目されている。
令和2年度はコロナ禍により、学校閉鎖が行われ、夏休みが2週間に縮小されたが、中学生の「税についての作文」は管内8校から771編の応募があった。これは生徒数の92.6%と非常に高い応募割合である。
この「しおり」の作成を大田区の障害者施設の上池台障害者福祉会館の利用者に依頼した。同会館の利用者は手作業で、ひとつひとつ染色、刻印を行った。
大田区内の大森納税貯蓄組合連合会、蒲田納税貯蓄組合連合会もこの活動を実施した。
近藤会長は「かねてから、作文の副賞として、心の通うものを贈りたいと考えていました。学校、生徒の協力に感謝の気持ちを込めて贈呈しました。生徒さんにはぜひ活用して欲しい。こういう施策がボランティア活動にふさわしいと思っています」と話している。
ポスターの掲示による教宣活動も実施
また、大田区内の三納連(雪谷、大森、蒲田)は税務署、都税事務所、大田区の協力を得て、国税、都税、区民税の期限内納税教宣ポスター3,000枚を作成した。
これは、コロナウイルス感染症の拡大予防対策として、ふれあいグッズによる教宣活動ではなく、人との接触を避けるための施策で、今年は昨年に続いて2回目となる。
ポスターは確定申告期以前と期間中に大田区の217自治会に各10枚を配布して町会に掲示し、また、大田区の公設掲示板300ケ所に掲示する。そのほか、税務署、都税事務所、大田区役所、納連役員の事務所、自宅などに掲示される。