新規組合員193名を獲得

令和3年度

 全納連では「新規組合員の獲得」を重点事業として推進しているが、都道府県連の報告により、令和3年度には193名を獲得したことが、このほど分かった。

 前年度は207名だったので、14名減少した。

 新規組合員を10名以上獲得した地区(署)連には、全納連会長名の表彰状を贈呈することとしているが、令和3年度は次の6地区(署)連。

 〇茨城・竜ケ崎税務署管内納税貯蓄組合連合会
 〇東京・本所納税貯蓄組合連合会
 〇東京・江戸川南納税貯蓄組合連合会
 〇東京・品川納税貯蓄組合連合会
 〇神奈川・緑納税貯蓄組合連合会
 〇和歌山・海南納税貯蓄組合連合会

 以上の結果は全納連に報告のあった都道府県連分をまとめたものであり、報告のない県連もあり、新規組合員の獲得がゼロであっても報告いただきたい。

 納税貯蓄組合は全体的には役員、組合員の高齢化が進み、活力が失われている傾向にあり、納貯活動の柱である「税の期限内完納運動」「中学生の『税についての作文』募集事業」に支障をきたしている地区(署)連が少なからず存在している。

 納税貯蓄組合が社会貢献団体として、的確に活動するためには、若い層や女性など活動する人材を確保し、会費制の導入により財政を健全化することが何より重要である。

 本年度10名以上の新規組合員を獲得した6地区(署)連のノウハウをお知らせするので、参考にしていただきたい。

新規組合員の獲得方法

(1)竜ケ崎税務署管内納税貯蓄組合連合会

 副会長が以前、法人会の青年部長経験者であるところから、青年部長経験者は自動的に納貯に入会する、と言う“ルール”を作って入会勧奨を行った。また、事務局長を兼ねる副会長が青色申告会の女性部長、副部長に働きかけたほか、知人を勧奨した。

(2)本所納税貯蓄組合連合会 

町内会が納連の会員になっている関係から、会報を配布する際に、勧誘している。現在、町内会全体のうち8割程度が加入している。令和3年度は、新たに会員となった町内会があったため大幅な会員数の増加につながった。

(3)江戸川南納税貯蓄組合連合会 

人間関係を基本に新規組合員の勧誘を行っている。仕事関係に留まらず、趣味などで関りのある人に、こまめに声をかけ参加してもらっている。最初はお付き合いの域を出なくても、会員と仲良くなるにつれて、次第に居心地が良くなり会員として定着していく。

(4)品川納税貯蓄組合連合会 

人間関係を足掛かりにして新規組合員の獲得を行っている。入会の際に余りハードルを高くすると尻込みされてしまうため、最初は無理のない範囲でお付き合いいただければ良いとの方針の下に活動などに参加してもらっている。納連での活動や仲間と親しくなるに従って、次第に難しい役割などもお願いするようにしている。

(5)緑納税貯蓄組合連合会

 会長が税理士であるところから、顧問先を組合員に勧奨した。また、事務局長も税理士であるところから、税理士組合(単位組合)を設立し、関係者が組合員となった。

(6)海南納税貯蓄組合連合会

 納税貯蓄組合の活動をお願いするため、納税協会の会員に呼びかけ、新規組合員を獲得した。

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