納税貯蓄組合法施行70周年記念中央式典
全納連青年部女性部第9回全国大会を開催

 全国納税貯蓄組合連合会主催、近畿納税貯蓄組合総連合会主管による「納税貯蓄組合法施行70周年記念中央式典、全納連青年部女性部第9回全国大会」が国税庁及び公益財団法人納税協会連合会の後援のもとに、12月5日、大阪市のホテル阪急インターナショナルで盛大に開催された。納貯法施行70周年は昨年であるが、コロナ禍により今年に延期されたもの。

 当日は来賓として、阪田渉国税庁長官、大阪府の中野伸一税務局長(大阪府知事代理)、榊田隆之納税協会連合会副会長らと納貯組合関係者350人が参加した。

 厳粛な中にも華やかな雰囲気がかもしだされ、近畿連の佐々木宏会長の開会のことばで、式典の幕が開いた。

 飯島賢二全納連会長は主催者式辞において、「私たちはオール納貯の英知を結集して納税貯蓄組合員であることに大いなる誇りと高い志を持って、未来に向かって進んでいこうではありませんか」と格調高く訴えた。

 続いて、多年にわたりの納貯の発展に尽力のあった功労者192名の顕彰行われ、代表として、和田君江さん(山梨県連・青年女性部副部長)と中村尚義さん(兵庫・淡路納連会長)が表彰状を受彰した。

 また、中学生の「税についての作文」の朗読が行われ、本年度の財務大臣賞に輝いた関西学院中学部3年生の洪奕婷さんが「フードロスと税金」と題した作文を朗読した。

 廃棄された食品の処理費用に年間8,000億円の税金が使われていることから、自分たちの生活を変えることによって、税金を有効に使うことが出来ると主張した。作文の朗読に場内は静まりかえり、朗読が終わると大きな拍手に包まれた。

 大会宣言では、全納連の久野仁青年部長と酒井嘉代子女性部長が「私たち青年部女性部は納貯活動の中核を担っているとの認識のもと、組織の活性化を進め、活動する納貯、信頼される納貯に向かって前進する」と高らかに宣言した。

 来賓祝辞に移り、前述の3人のご来賓から、納貯に対する激励と期待が述べられた。

 第2部の納貯シンポジウムは「納貯の更なる飛躍へ~未来への懸け橋~」がテーマで、「実践発表」と「シンポジウム」から構成されている。

 実践発表では、兵庫県・姫路納連、大阪府・浪速区納連、京都府・下京納連が税の街頭PRや租税教室などの活動を紹介した。

 シンポジウムでは横山泰三さんをコーディネーターに尾川欣司さん、阪本真史さん、平岩祐造さん、酒井嘉代子さん、赤澤至さんのパネラーが税の作文募集をはじめ納貯の活動や納貯の組織及び財政問題など意見を交わした。

 納貯シンポジウムは納貯活動を通じて、誰もがその価値を見出していること、誰もが感じていること、誰もが悩んでいることが取り上げられ、みんな真剣に話をして、真剣に耳を傾けていた。

 第3部の祝賀会では、全納連の藤波一博副会長が「本日の記念式典、シンポジウムは非常に意義あるものであり、必ず今後の納貯活動に生かされる」との挨拶の後、宴に移り、まさに和気あいあいのうちに終了した。

記念式典の全景
記念式典の全景

全納連会長の主催者式辞
全納連会長の主催者式辞

表彰状及び記念品の贈呈
表彰状及び記念品の贈呈

中学生の作文朗読
中学生の作文朗読

大会宣言
大会宣言

国税庁長官の来賓祝辞
国税庁長官の来賓祝辞

納貯シンポジウム
納貯シンポジウム

祝賀会の風景
祝賀会の風景

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